みかん教室『からたち』
「秋津野ガルテン」内に、上秋津地区内の柑橘の農家グループ(紀南晩柑同志会)が、産地の歴史や栽培されているミカンの種類などの資料を集めた「秋津野みかん教室からたちが12月5日にオープンしました。上秋津では江戸時代末期ごろからミカン栽培が始まったとされています。いまでは約80種類あり、年中収穫される。地元では、生搾りジュースやジャムなども加工、販売しており、ミカンを核にした地域づくりがすすんでいます。
ミカンやミカンが生み出す地域文化について学び、地域の魅力の再発見や交流人口の増加につながればと、地元の農家グループ「紀南晩柑同志会」が中心になって準備を進め、開設をいたしました。秋津野ガルテンは木造の廃校舎を活用した施設で、みかん教室はその中の2階の1教室を利用した。地域のミカン栽培の歴史や栽培されているミカンの種類ごとの写真と説明、系統図、栄養価や利用法など地元農家らが収集、整理した貴重な資料を展示しています。籠や計量器などかつて使われた古い道具も置いている。学校の教室や手作りの雰囲気を大切にしようと、黒板には説明文や図をチョークで手書きしたり、展示物を張るボードを木製にしたり、細かいところまでこだわっています。