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8. みかんの品種改良


みかんの品種改良についてご説明しましょう。
みかんには「枝変わり」といって、ある日突然大きなみかんの木のひとつの枝に、まったく違う品種ができるという現象があります。
昔はみかんの新しい品種を増やし方として、この「枝変わり」でできた新しい品種の中から、良いものを選別して増やしていく方法がありました。
今は種子交配で、新しい品種をつくっています。
「清見(きよみ)」というみかんがお母さんになって、どんどん新しい品種がつくられるようになりました。
昔は、みかんを増やすためには接ぎ木をしていました。
接ぎ木の技術が尊ばれた時代があったんですね。
最初の頃は「柚子」が台木(だいぎ)に使われていましたが、「柚子」は元気が良すぎてどんどん下に入っていって、水分や養分を吸い取ってしまい、上の木が大きくなりすぎてしまうので、農家の人たちが苦労した時代がありました。
「柚子」に代わるいろいろな台木を探していく中で、いちばん適していたのが私、「からたち」だったんです。
「からたち」は適度に根っこが深く入り過ぎずに、表面でうまく養分を摂りながら育ちます。
からたち」にはとげがあるので、昔は家の垣根によく使われていました。
私は、泥棒除けにも役立つんですってよ。